1級電気工事施工管理技術検定(一次試験)は、電気工事の施工管理に関する知識と応用力を問う国家資格です。試験は92問中から60問を選んで解答する形式です。
特に注意が必要なのが、「施工管理法の応用能力問題(足切り問題)」と呼ばれる6問の必須問題です。ここで3問以上(50%以上)正解しないと、たとえ60問中36問以上の正解(合格基準)を達成していても不合格になります。
この記事では、私がどのようにこの試験に取り組み、実際に過去問演習で60問満点を出せるまでに至った勉強法と、点数の推移、使った教材、取り組み方の工夫などを紹介します。
勉強を通して実感したこと
この試験に向けた勉強を通して一番感じたのは、「意味が分からなくても、とにかく解いて解説を読む」ことの大切さです。
最初からすべてを理解しようとすると手が止まってしまいますが、何度も問題に触れて、解説を読んでいくうちに少しずつ意味がわかるように。
その積み重ねが得点アップにつながったと実感しています。
過去問演習の記録と点数の推移
私は2024年12月から独学で勉強をスタートしました。最初は『1級電気工事施工管理第一次検定問題解説集』という紙の過去問集を使って、問題の傾向や形式に慣れるところから始めました。
解説を読みながら8年分の過去問を一周し、2周目は間違えた問題だけをピックアップして取り組むことに。
そして2周目の途中から、スマホアプリ「過去問ドリル」に切り替えて、そちらをメインに学習を進めています。
当初はまったくの手探りでしたが、アプリを活用しながら過去問演習を繰り返すうちに、少しずつ力がついてきました。
以下は、本番と同じ「60問選択方式」で過去問を解いた記録です。
- 第1回:2025年2月2日(令和4年度)→ 49/60点
- 第2回:2025年3月23日(令和4年度)→ 59/60点
- 第3回:2025年5月11日(令和3年度)→ 60/60点(満点)
- 第4回:2025年5月18日(令和2年度)→ 57/60点
勉強を始めた当初は「何の話をしているのかすらわからない」状態で、ほとんど不正解の0点でした。
ただ、意味が分からなくてもとにかく解き続けることで、徐々に問題の内容がつかめるように。
ここからは、私が実際に使っているアプリや、勉強時間の確保方法、継続するための工夫について紹介します。
使用アプリと学習スタイル
紙の問題集で一通り学習したあとは、スマホアプリ「多機能 一級電気工事施工管理 過去問ドリル」をメインに使うようになりました。
アプリの良いところは、すきま時間に手軽に解けることと、分野別や年度別に出題を切り替えられる点、初心者向けの解説があることです。
誤答を自動で記録してくれる機能もあり、苦手を把握するのにも役立ちます。
慣れてくるとたくさん問題を解けるようになるので「1日92問以上解く」という目標で勉強していました。
勉強時間の確保と工夫
平日は仕事があるため、出勤時間の1時間半〜40分前に職場に到着し、就業開始までの時間を勉強にあてていました。
また、昼休みや夜寝る前にもアプリを使って少しでも問題に触れるようにしています。
土日は比較的まとまった時間が取れるので、集中力を保つために「ポモドーロ法(25分集中+5分休憩)」を取り入れていました。タイマー代わりにYouTubeの作業用タイマー動画を使うと、テンポよく学習を進められます。
このように、自分の生活リズムに合わせて「毎日少しでも継続すること」を第一に取り組みました。
「疲れて何もできない日」は、せめて1問だけ解くといった“軽めの学習”に切り替えて、とにかく継続することを意識しました。
今後の試験直前の対策
最近は他の資格試験の勉強を優先していたこともあり、1級電気工事施工管理技士補の内容を忘れてしまっている部分もあります。
その影響で、過去問を60問選択形式で解いても満点を取るのが難しくなってきました。
そこで試験直前期には、「過去問ドリル」を使って解説を読みながらひたすら問題を解き直す予定です。
感覚を取り戻すには、解ける問題を増やすだけでなく、解説を読み、なぜ間違えたか・どう考えればよかったかを丁寧に振り返ることが大切だと感じています。
直前期に優先して取り組むポイント
- 必須項目(足切り)対策を優先:施工管理法の応用能力問題は6問中3問以上の正解が必要なため、この分野の正答率を安定させることを最優先にしています。
- 苦手問題の解き直し:アプリの誤答記録を活用し、自分がつまずきやすい問題だけを集中して解き直します。
- 時間感覚を意識した演習:本番同様のスピードで解く練習も再開し、選択→解答までの判断を早くする練習を意識しています。
- 無理せず復習を重ねる:直前期は焦って新しいことを詰め込みたくなりますが、既にやった内容の再確認に集中することで、安定感のある力が出せるよう意識しています。
おわりに
最初はオームの法則すらわからず、つまずいた問題ばかりだったのが、過去問で満点を取れるようになりました。
今後も繰り返し復習を重ねて、本番で実力を出し切れるように準備していきます。
この記事が、これからこの試験に挑戦する方の参考になれば嬉しいです!
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